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アメリカ大統領選挙でバラク・オバマ氏が当選

4日に行われたアメリカ大統領選挙で、民主党のバラク・オバマ氏が共和党のジョン・マケイン氏を大差で破り、第44代アメリカ合衆国大統領に就任することが決まった。オバマ氏は、多くの選挙人を抱える大票田のカリフォルニア州やフロリダ州、接戦の続いていたペンシルバニア州やオハイオ州で勝利し、330人以上の選挙人を獲得。過半数270人以上を大きく上回り、当選を確実とした。オバマ氏は、地元であるイリノイ州・シカゴで勝利宣言を行い、7万人の観衆を前に「アメリカに変革をもたらすことができた」と語りかけた。

アメリカ大統領選挙でバラク・オバマ氏が当選
アメリカ大統領選挙でバラク・オバマ氏が当選

オバマ氏大差で勝利、黒人初の米大統領へ
「日テレNEWS24」より

オバマ氏の勝利宣言をノーカットで

オバマ氏の勝利宣言をノーカットで
「ノーカット工房」より

そこんとこ、もっと知りたい!

大統領選挙「本選挙」のしくみ

8月の党大会で政党に正式指名された大統領候補は、11月の本選挙に臨む。本選挙は、有権者が政党に指名されている「選挙人」を選び、その選挙人が大統領を選出する間接選挙。まず、11月の第1月曜日の次の火曜日に行われる一般選挙で、有権者は各政党の選挙人を選出する。集計は勝者独占方式で(ネブラスカ州とメイン州はのぞく)、最も多い得票数を獲得した大統領候補が、その州に割り当てられた選挙人全員を獲得できる。一般選挙で当選した選挙人の一団は12月の選挙人投票で大統領と副大統領を選出し、選挙人総数の過半数を獲得した大統領候補が正式に当選する。2008年の選挙人総数は538人で、270人以上の獲得が必要とされた。就任は翌年1月。任期は4年で、4年目の1月20日正午まで。

「テレビ寺子屋」大統領選挙のしくみ

「テレビ寺子屋」大統領選挙のしくみ
「日テレNEWS24」より

2008年6月 「米大統領予備選 長いレースに幕」も参照!

史上初の黒人大統領

アメリカ建国200年の歴史の中で、支配層の中心であったのはW.A.S.P.(白人・アングロサクソン・プロテスタント)の人々だった。1789年、ジョージ・ワシントンが初代大統領に就任して以来、W.A.S.P.以外で大統領職に就いたのはアイルランド系移民の子孫だったカトリック教徒のジョン・F・ケネディ第35代大統領 のみ。アフリカ系アメリカ人として初の大統領となったオバマ氏は、ケニア人留学生として渡米した父、白人の母の間にハワイで生まれ、インドネシアで幼少期を過ごした経験もある。

ブラッドリー効果

白人有権者が、人種差別主義者と思われるのを恐れ、世論調査で「黒人候補者に投票する」と回答しながらも、実際の投票で逆の行動を取る現象。1982年のカリフォルニア州知事選挙で、世論調査で有利とされていた黒人候補トム・ブラッドリー氏が当選を逃したことから名付けられた。1865年まで黒人奴隷制度が存在していたアメリカでは、1950年代から活発になった公民権運動を経て、1964年、機会平等を定めた公民権法が成立。しかし、有色人種に対する差別は現在も根強く残っている。今回の大統領選挙でも、オバマ陣営はブラッドリー効果による優勢逆転を恐れたといわれる。