もしや、インフルエンザかな?と思ったら・・・

新型インフルエンザの症状は…

 海外での感染例をWHOなどが分析中で、詳細は確定していませんが、 WHOや日本の厚生労働省は、次のような症状がある場合、注意が必要としています。

・38℃を超える発熱
・せき、のどの痛み
・鼻水 鼻づまり
・悪寒
・倦怠感(だるさ)
・頭痛
・筋肉痛や体の痛み  など。

さらにメキシコやアメリカでは、感染者の一部に腹痛や下痢、嘔吐が見られた、肺炎を起こして重症化した例があった、という報告もあります。

 感染から症状が出るまでの潜伏期間は1〜7日とみられますが、新型インフルエンザの特徴はわからないため、厚生労働省は、感染が広がっている国から帰国後、症状がなくても10日間は健康に注意するよう呼びかけています。また、せき症状が出ると高い確率で周辺に感染していきますが、熱などの症状が出る前日から痰や鼻水などの気道分泌物にウイルスが出現するため、人に感染させる恐れがあると言われています。

もしかして、と思ったら…

 新型インフルエンザが疑われる症状がある場合は、直接病院へはいかず、まずは各自治体の保健所などに設置された 「発熱相談センター」へ電話します。
 「直接病院へ行かない」というのは、もしも自分が感染している場合、周囲へ感染が広げる恐れがあること、また感染していなかった場合には、病院で感染してしまう可能性があるためです。

 「発熱相談センター」への電話では、渡航歴や渡航歴のある人との接触、症状の特徴から、新型インフルエンザの可能性がある場合、専門の医療機関が紹介され、そこで感染の有無を検査します。この医療機関に行く際、できる限り自家用車などを使い、公共のバス、電車の利用を避けることが望ましいですが、やむを得ず利用する場合、マスクをして移動し、そのほかの外出は避けましょう。これも周囲へ感染を広げないためです。

どんな予防をすればいいの?

 新型も、インフルエンザの一種なので同じ対策で感染を防げると考えられています。
 インフルエンザは、感染者のせきやくしゃみによって、ウイルスを含む痰やつばなどの飛まつ(しぶき)を、別の人が、鼻や気管に吸いこむことで感染します〔飛まつ感染〕。また、こうしたウイルスを含む飛まつや鼻水など(の分泌物)が手についた場合、その手で目や鼻、口を触って体内にとりこむことでも感染します〔接触感染〕。
 ですから飛沫を吸い込まないようマスクを着用し、外から帰った時などには手をよく洗うことが予防につながります。
 また、人にうつさないために、体調が悪い時はマスクをする、マスクをせずに、せきやくしゃみをする時は、ハンカチやティッシュで口や鼻をおおい、しぶきが飛ばないよう配慮しましょう。手で口を覆ってせきやくしゃみをすると、手にウイルスを含んだしぶきがついて、それをさわった他の人に感染させる恐れがあります。
 通常のインフルエンザと同じく、流行中は、人混みや繁華街への外出は避けましょう。また、帰宅後にうがいをすることも効果的です。
高齢者や、慢性疾患を持っている人、疲労気味、睡眠不足の人は、感染した場合に重症となる可能性があります。
 空気が乾燥すると、咽頭粘膜の防御機能が低下するため、インフルエンザにかかりやすくなります。加湿器などを使って適度な湿度を保ちましょう。

相談・質問は…電話相談窓口へ!

厚生労働省相談窓口
 03-3501-9031(午後9時まで)
外務省相談窓口
 03-5501-8000 (内線 4625、4627、4629)
発熱相談センター (各都道府県庁、保健所に設置)

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インフルエンザのあれこれ

インフルエンザとは?

 インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3型があり、このうち、流行するのは主にA型とB型です。A型とB型のウイルス粒子の表面には、HA、NAといった糖たんぱくがあり、特にA型では多数の異なる糖たんぱくの型が存在するため、様々な組み合わせを持っています。
 ウイルスは、人や動物に住みついて、生き残るための変異を続けるため、特にA型インフルエンザウイルスでは、数年から数十年ごとに従来型のウイルスが、人類が免疫を持たない新しい型のウイルスに変異し、世界的な大流行(パンデミック)を引き起こしてきました。1918年にはスペイン風邪(H1N1型)、1957年にはアジア風邪(H2N2型)、1968年には香港型(H3N2型)が、1977年にはスペイン風邪の子孫とも言われるソ連型(H1N1型)が出現しています。これら、当時の「新型インフルエンザ」は、その後、人が免疫を持ち、ワクチンもできたため、毎年通常の流行を起こす「季節性のインフルエンザ」となっています。
 1977年のソ連型流行から約30年たった今、未知のインフルエンザウイルスが誕生する可能性が高まり、それが世界のどこでなのか、どの型からの変異なのか、人に感染するのか、病原性は高いのか、従来の薬(タミフルやリレンザ)やワクチンが効くのかについて、世界中のウイルス学者が研究を続けてきたのです。

普通の風邪とどう違う?

 インフルエンザにかかると、突然38℃以上の熱が出たり、頭痛やせき、関節痛、筋肉痛、のどの痛みや鼻水などの症状が出ます。普通の風邪と症状は似ていますが、普通の風邪よりも発熱が高く、全身の倦怠感や体の痛みなど、全身症状が出ることが特徴的です。
 インフルエンザは基本的に流行性疾患で、いったん流行が始まると短期間に多くの数の人を巻き込みます。多くの場合は約1週間で自然治癒しますが、乳幼児や高齢者、慢性疾患を持っている人では、気管支炎や肺炎などの合併症を起こすなど、最悪の場合は死に至ることもあります。

新型インフルエンザって何?

 鳥や豚、ヒトなど異なる動物のインフルエンザウイルスが、同時に動物の体内に入り、遺伝子レベルで混ざり合って変異することがあります。新型インフルエンザは、その新しいウイルスが人から人へ容易に感染する性質を持っていた場合に起こる疾患です。WHO(世界保健機関)は、インフルエンザウイルスの世界的大流行(パンデミック)警戒レベルをフェーズ1〜6に段階分けしており、フェーズ1、フェーズ2では動物間の感染、フェーズ3では動物のインフルエンザウイルスが人へ感染したことが確認される段階としています。さらにフェーズ4では、ウイルスが「人から人へ」感染していることが確認された段階です。
 さらに、フェーズ5は、世界的大流行(パンデミック)に移行する兆候が見られる段階。フェーズ6は、世界的な大流行が進行中であることを示す「パンデミック期」と規定しています。そして大流行が収まっても、数か月後に第二波、第三波が来る可能性を指摘しています。
 1918年のスペイン風邪では、第二波で深刻な被害が出たと言われていて、日本やアメリカのインフルエンザ研究者らは「最初にウイルスの病原性が弱いとしても、ウイルスが変異を続け、第二波で病原性を増している可能性もある。」と警告しています。

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