社会部
厚生労働省担当
町 亞聖
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細菌性髄膜炎 20年遅れ…ワクチン発売 2008.12.19.放送 |
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子供が年間約50人死亡 日本にだけ無いワクチン 2007.12.4.放送 |

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湘南乃風とムコ多糖症の子供たち
ついにドキシル承認へ・・・2人の願いが叶った日
アメリカが「ドキシル」を1999年に承認してから10年。
日本でも今月30日についにドキシルが承認された。
15万人分の署名が大きく後押しとなり平均で4年かかるところを
申請からおよそ2年で承認にこぎつけた。この日を心の底から
待ち望んでいる人がいた。恋人のエマさんと共に卵巣がんと
向き合ってきた群馬在住のとしさん(34)。「もっと生きたい」彼女の願いは
愛する人と一日でも長く生きることだった。ドキシルの承認は
「エマが見守ってくれたから」ととしさんは静かに微笑んだ。
放送日(3月31日)のきょうは2人の結婚記念日。
「薬がないことで苦しむのは自分達だけでいい・・・」
2人の願いが叶った瞬間だった。
笑顔と行動力で必ず病気を克服してみせる
夫や友人と一緒にテニスや旅行するのが一番の楽しみという﨡原美智子さん。
2004年の秋、卵巣がんに罹患、その年に卵巣と子宮を摘出した。
抗がん剤治療で一時はがん細胞が消えたが、その後、再発を繰り返した。
抗ガン剤は使い続けると「耐性」を持ち、薬が効かなくなってしまう・・・。
この「耐性」のせいで、ドラッグラグの日本では、﨡原さんに効果のある薬がない状況だ。
そのため、すぐにでもドキシルを承認して欲しいと話す﨡原さん夫妻。
多くの卵巣がん患者から絶大的な信頼を寄せられている﨡原さんは、『私は必ず病気を克服してみせる』と力強く話す。いつも笑顔を絶やさない﨡原さんの強さ
・・・それには深い理由があった。
ドキシルの承認を求め15万4552人の署名提出
『あったかかったねー、人の気持ちって…』
卵巣がんは早期発見が難しく、再発の可能性も高い病気で、年間およそ4500人もが尊い命をなくしているという。『卵巣がんと向き合う あやこさん23歳』の放送(去年9月11日)がきっかけで、あやこさんの地元長崎を中心に「私たちも何か協力をしたい!!」と多くの人たちが声をあげた。この声に向き合ったのがあやこさんの母・由美子さんだった。由美子さんらは、世界80か国で使われているのに日本では未承認の薬「ドキシル」を早く承認してもらうため、「卵巣がん体験者の会スマイリー」の片木代表と共に大規模な署名活動を行った。3万人集めるのさえ難しいのではと心配する声もあったが、わずか2か月半で全国から15万4552人の署名が集まった。「みんなの思いが一生懸命つまっています」あやこさんらはこの署名を1月27日厚生労働省に提出した。
卵巣がんと向き合う あやこさん23歳
「普通って切実」 卵巣がん発病そして…再発
21歳の時に左卵巣に「腫瘍」が見つかったあやこさん。すぐに左卵巣を摘出手術、1年間の苦しい抗がん剤に耐え抜き、大学に復学。2008年3月に晴れて大学を卒業したが、卒業式の2日後に受けた検査でがんの再発が見つかり、卵巣と子宮の全摘出手術を行った。手術後、始まった抗がん剤治療では、吐き気・微熱・感覚まひ・脱毛などの激しい副作用に襲われた。抗がん剤は使い続けると効果がなくなるおそれもあり、もし日本で副作用の少ない抗がん剤「ドキシル」が使えるなら、死の恐怖から逃れられるかもしれない…。
再発により再び「卵巣がん」と向き合ったあやこさん。今また向き合うことで見つけた希望とは…?
卵巣がん治療薬 なぜ承認されない?
日本では未承認の「ドキシル」が承認されない理由
5年前に「卵巣がん」と診断され、卵巣と子宮を摘出した「卵巣がん」患者の妻と看病のために会社を退職した夫。
丸々5年以上切れ間なく日本で承認されている薬のみで抗がん剤治療を行ってきたが、抗がん剤は使用し続けると体に耐性ができ、効果がなくなるので、使える薬の種類が狭まってきている。
「卵巣がん体験者の会 スマイリー」では新薬の承認を早めてもらおうと厚生労働省に要望書を提出し続けているが、副作用が少なく、世界およそ80か国で広く使用されている抗がん剤「ドキシル」は日本ではまだ承認されていない。
承認の遅れが原因とされてきた「ドラッグ・ラグ」。しかし、もっと大きな理由があると専門家は指摘する。
使える抗がん剤がない 世界から取り残される日本
世界80か国で承認されているのになぜ日本では認められないのか?
早期発見が難しく、その6~7割の患者が再発すると言われている「卵巣がん」。治療には進行を遅らせる抗がん剤が効果をあげているが、アレルギーが出てしまったり、同じ薬を使用し続けるとがん細胞は耐性を持ち効かなくなるので、別の薬に切り替える必要がある。
しかし、既に欧米で使われている抗がん剤の多くが日本ではまだ未承認で、患者はこの「ドラッグ・ラグ」の問題にぶつかり、治療を続けることができなくなる。そしておよそ80か国で承認されている卵巣がんの抗がん剤「ドキシル」はどうして日本では認められないのか?
細菌性髄膜炎 20年遅れ…ワクチン発売
ワクチン発売…でも接種費用約3万円!?普及しない理由
「細菌性髄膜炎」とは脳や脊髄を覆う髄膜に細菌などが入って炎症を起こす病気。ヒブ(インフルエンザ菌b型)といわれる細菌によって引き起こされる髄膜炎はヒブワクチンによって確実に予防することができるのだが、先進国の多くは80年代に導入しているのに、日本では導入されないままでいた。2007年1月日本でもヒブワクチンが承認され、2008年12月19日、欧米に遅れること20年でようやく発売された。だが、海外の多くの国では定期接種として導入している一方、日本では任意接種で、乳幼児の場合4回の接種でおよそ3万円の費用がかかる自己負担。これでは細菌性髄膜炎で苦しむ子供たちが減らない、と医師は指摘する。ようやく導入されたヒブワクチン、全ての子供たちを守るためには…ACTIONの提言を行う。
子供が年間約50人死亡 日本にだけ無いワクチン
世界では既に過去の病気となった「細菌性髄膜炎」に子供たちが・・・
日本では毎年1000人の子供が患い、そのうちおよそ50人が死亡、250人に後遺症が残ると言われている「細菌性髄膜炎」。
脳や脊髄を覆う髄膜に細菌が入って炎症を起こす病気だが、この病気は、主にヒブ(インフルエンザ菌b型)といわれる細菌によって
引き起こされ、このヒブによる髄膜炎はワクチンによって確実に予防することができる。【★1】1998年にはWHO(世界保健機関)が、 ヒブワクチンの定期接種を勧告、すでに世界110か国以上で接種されているにもかかわらず、日本ではこれまでワクチン接種を受けることができなかった。
【★2】2007年1月、日本でもようやくヒブワクチンが承認されたが、それは国が義務づける定期接種ではなく、任意による全額自己負担によるものだった。国は子供たちの命や健康を守る意思があるのだろうか。
★2:「細菌性髄膜炎」を防ぐワクチンは数種類あり、1998年にWHOが定期接種を推奨したのはヒブワクチンです。
公式ホームページでご確認の上、お問い合わせください。
■ワクチンギャップとは?
欧米などで開発され世界各国で導入されているワクチンが、日本では承認されていないため使えない、この隔たりを「ワクチンギャップ」と言う。
すでに世界110か国以上で導入され、90か国以上で定期予防接種プログラムに組みこまれているワクチンでさえ、日本では認可されていないため使用することができない、またワクチンが承認されても任意による全額自己負担に留まっているなど世界標準に及ばない日本の予防接種体制をいう。
注)※「定期接種」の意味は国によって異なっています。
※海外の「定期接種」が、必ずしも日本と同じように「自治体が費用を負担する」ものではありません。
■日本では未承認薬の抗ガン剤「ドキシル」
2008年8月現在、卵巣がんの抗がん剤「ドキシル」は世界80か国以上が承認、使用し、効果もあげている。脱毛などの副作用が少ないこともドキシルの長所のひとつだ。日本の卵巣がん治療のガイドラインにも記載されているにも関わらず、日本では現在も承認されるメドは立っていない。承認にはまだ時間がかかりそうだ。
■「卵巣がん体験者の会 スマイリー」
卵巣がん患者、患者家族などが全国から参加し、よりよい卵巣がん医療の現実と、患者及び一般の方々への正確な伝達を目指してオフ会など様々な活動を行っている「卵巣がん」に関するサポートグループ。日本では未承認薬の「ドキシル」などの早期承認を求めて定期的に厚生労働省に要望書を提出し続けるなど「ドラッグ・ラグ」に対しても精力的に取り組んでいる。




























