T編集長の感想文

T編集長

一九五六年生まれ。静岡県出身。一橋大学社会学部卒。「テレビについて広い視野で考えて、その考えを実行する仕事」を考えている。著書に「電波少年最終回」(日本テレビ)がある。

T編集長便り

電波少年的懸賞生活2009完結編

久々にロケをした。
その模様はこちらで見ていただくとして…

今回の電波少年的懸賞生活2009のテーマは〈一発屋芸人に二発目はあるのか?〉であった。
〈一発屋芸人〉このラインアップにこれほどたくさんいる時代を僕は知らない。
というより、今のお笑い芸人の発生の仕方が〈一発屋芸人〉なのであろうと思うのだ。
〈一発屋芸人〉というテーマで、昔だったら卒論ぐらいが書ける様々な事例が思い浮かんでくる。
端的に言えば
”現在のお笑い芸人消費力が異常なほど強い”
ということである。
次から次へと「新しいお笑い芸人」を求めている。
これに対して次から次へと「新しいお笑い芸人」を供給できている。

つまり需要と供給が非常に高いところでバランスが取れている
『お笑い大量消費社会』が現代実現されていると言って良いのである。
これは消費者が求めたから、供給されるようになったのか?
それとも生産者側の供給が過多になる事により、消費者の需要が喚起されたのか?
これは…どちらとも言えないのではないか、というのが僕の考え方である。
お笑い芸人になることに夢を見る事が出来る時代になり、それを受け入れるお笑い芸人養成所が吉本NSCだけではなくたくさん出来て、毎年毎年その卒業生が”お笑い芸人の卵”として世に出されているという事も事実である。
また『エンタの神様』をはじめ、毎週毎週”新しいお笑い芸人”が登場する番組が、現在のテレビプログラムの中にたくさんある、というのも事実である。
そして…実はこれが時代の変化なのだが、新しいお笑いを求める世代が”中高生”から“幼稚園児”に移ったというのも事実なのである。
これを表す世の中の言い方として、昔は「学校の昼休みの話題」だったのが今は「幼稚園で真似して困るのよねえ」と変わって来ていることがその証明である。
中高生も飽きっぽいが、それよりも幼稚園児の方がはるかに飽きっぽい事は明らかな事だ。

以上のようないくつかの要素によって『お笑い大量消費社会』が形作られているのが現代なのである。
さてまた“お笑いなのに小難しい”ことが始まってしまったが長くなりそうなので今日はこの辺で…

次回は『電波少年と”一発屋芸人”の関係、有吉はなぜ復活したか?』です。
写真は「電波少年的懸賞生活2009完結編」のゴールド小島で、ダークナイトに出てくる悪役ではありません。
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コメント [2] - 日時:2009年11月9日 11:57:03

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ネットで『電波少年的懸賞生活2009』と題して復活したのでぜひ地上波でも『帰ってきた電波少年』みたいな感じで年末あたりダイジェストで1夜のみ復活希望します!当時はあれほど毎回楽しめる番組はなかったし今はもちろん
ないです。T編集部長、どうかお願いします!

電波ファン 日時:2009年11月10日 07:16:05

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ぜひともまた『電波少年』地上波でやってほしいです!♪総集編でこれまでのアポなしやなすび、ヒッチハイクの名シーンまた見たいです。土屋編集部長ぜひ年末特番でお願いします!

電波青年 日時:2009年11月11日 08:10:44



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